推定19世紀後半、フランス製『ブラックベルベット ジレ』になります。
フレンチワークの中でも希少生地とされている、ベルベット生地を使用した1着。
角度によって艶やかな表情を見せる、妖麗な佇まいはベルベット生地ならでは。
最も汎用性の高いブラックカラーとなりますので、お探しの方も多いのではないでしょうか。
ホワイトのドット模様が良いアクセントとなっていますが、丁度良い塩梅の主張となっており、控えめな印象ですので、スタイリングの邪魔をすることも無さそうです。
秋冬の定番生地であるコーデュロイと比べても、やや薄手の生地となっていますので、夏以外のシーズンでしたらご着用可能かと思います。
普段のスタイリングにこの様なジレを合わせていただくと、一気にこなれ感が出て上級者のスタイリングに格上げしてくれるかと。
前見頃はベルベット、後見頃は恐らくコットンリネンツイルで仕立てられています。
前見頃にはフラップなしのポケットが2つ付いており、フロントボタンは6つ仕様となっています。
胸元にポケットが付かない仕様・ジレではあまり使用されない様なボタンが付く、珍ディテールも面白い逸品です。
小さめのサイズ感となりますので、小柄な体型の方でしたら問題なくご着用いただけるかと思います。
また後見頃にはシンチバックが付いていますので、多少のサイズ調整が可能となっています。
汚れ・擦れ等の使用感は見受けられますが、着用に問題のある大きなダメージはありませんので、問題なくご着用いただけるかと思います。
珍ファブリック・珍ディテールなアンティークジレ。
探しても中々見つからない逸品かと思いますので、お探しの方がいましたらこの機会をお見逃しなく。